レンタルのローム 福岡支店

エアコンを強風にすれば扇風機は不要か?

time 2026/01/21

夏場、エアコンをかけている部屋で扇風機も併用すると涼しい。これはよく言われることだ。理由は二つある。ひとつは空気の循環。エアコンの冷気は下に溜まりやすいから、扇風機で撹拌することで部屋全体が均一に涼しくなる。もうひとつは、風に当たること自体の涼しさ。人体は風を受けると汗の蒸発が促され、体感温度が下がる。

ここまでは、多くの人が知っている話だろう。

さて、ここでひとつ疑問が浮かぶ。

「だったら、エアコンの風量を『強』にすればいいのでは?」

循環も、風に当たることも、エアコン一台で済むのではないか。わざわざ扇風機を出してきて、コンセントを探して、置き場所を確保する必要があるのだろうか?

理屈としては正しい。しかし、実際にやってみると、これがなかなかうまくいかない。

制約その1:電気代

エアコンの強風運転は、消費電力が大きい。ファンを高速で回すためのエネルギーが余計にかかるからだ。一方、扇風機の消費電力は驚くほど小さい。一般的な家庭用扇風機なら、強運転でも30〜40W程度。エアコンの風量を一段階上げるより、扇風機を回したほうが電気代は安く済む。

「涼しくなるならいいじゃないか」と思うかもしれない。だが夏は長い。毎日のことだから、この差は地味に効いてくる。

制約その2:音

エアコンを強風にすると、うるさい。

最近のエアコンは静音性能が向上したとはいえ、強風モードにすれば相応の動作音がする。リビングで映画を観るとき、寝室で眠るとき、この音は意外と気になる。

扇風機も音はするが、DCモーター搭載の機種であれば、ほぼ無音に近い風を生み出すことができる。音の質も、エアコンの機械的な送風音より、扇風機の柔らかな風切り音のほうが耳障りでないと感じる人は多い。

制約その3:寒すぎる

エアコンの風は、冷たい。当然だ。冷房なのだから。

この冷たい風が直接体に当たり続けると、局所的に冷えすぎてしまう。肩や首が冷えて凝る、喉が痛くなる、体がだるくなる——エアコンの風を浴び続けることで体調を崩した経験がある人は少なくないはずだ。

一方、扇風機の風は室温と同じ温度の空気だ。冷房で適度に冷えた空気を、扇風機が優しく体に届けてくれる。冷えすぎを防ぎながら、風の涼しさは得られる。この違いは大きい。

制約その4:温度設定の罠

これが意外と盲点になる。

エアコンには設定温度がある。部屋が設定温度に達すると、エアコンは風量を自動的に弱める。あるいは送風を止める。つまり、部屋が涼しくなればなるほど、「風に当たる」という効果が薄れていくのだ。

強風で運転していたはずなのに、気づけばそよそよとした微風しか出ていない。体感的には「なんか物足りない」となる。かといって設定温度を下げれば、部屋が冷えすぎる。

扇風機にはこの問題がない。部屋が何度であろうと、スイッチを入れれば風を送り続けてくれる。風が欲しいときに風がある。このシンプルな確実性が、扇風機の強みだ。

結論:だから扇風機は必要になる

「エアコンを強くすれば扇風機はいらない」——この発想は、一見合理的に見える。しかし現実には、電気代、音、冷えすぎ、そして温度設定という複数の制約がある。これらをすべてクリアしようとすると、結局エアコンだけでは難しい。

扇風機は、エアコンの冷気を部屋中に回し、体に心地よい風を届ける。この役割を、安価で、静かで、柔軟にこなせるのは、やはり扇風機なのだ。

エアコンと扇風機。役割が違う道具だからこそ、併用する意味がある。

 

著者情報

レンタルのローム 西山

レンタルのローム 西山

代表・サービス提供責任者

2006年に原稿作成会社を立ち上げ以降、法人・研究者のお客様を多く抱える事業体へと成長させる。2019年にレンタル事業を立ち上げ、高齢者施設・幼保、オフィスなど、室内で利用する清潔で綺麗なレンタル製品を取り扱い開始。コロナ禍の影響により事業を急拡大させ、とりわけ大型扇風機・業務用加湿器のレンタルに強みを持っている。

 

 

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